チワックスのトリミング完全ガイド!自宅カットのコツと料金
「うちのチワックス、毛が伸びてきたけどトリミングって必要?」「サロンは高いし、自分でカットできないかな…」
チワワの愛らしさとダックスフンドの賢さをあわせ持つチワックス。そのユニークな魅力に惹かれて家族に迎えた方も多いのではないでしょうか。一緒に暮らす中で、抜け毛や毛の伸びが気になってきますよね。
この記事では、チワックスのトリミングは本当に必要なのかという基本的な疑問から、初心者でも失敗しない自宅での簡単なカット方法、プロのサロンを上手に活用するコツまで、あなたの悩みをすべて解決します。
私自身もチワックスと暮らす飼い主の一人。最初はハサミを持つ手が震えましたが、今では簡単なケアなら自宅でサッと済ませています。そんな私の体験談も交えながら、分かりやすく解説していくので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
チワックスにトリミングは必要?毛質タイプ別の理由と頻度
そもそも、チワックスにトリミングは必須なのでしょうか?結論から言うと、特にロングコートのチワックスには、健康と快適な生活のために定期的なトリミングが必要です。まずは、愛犬がどの被毛タイプか確認してみましょう。
被毛は3タイプ!それぞれの特徴とお手入れ方法
チワックスの被毛は、親犬から受け継いだ遺伝によって、主に3つのタイプに分かれます。
- ロングコート:チワワやダックスの長毛種から受け継いだ、ふわふわで柔らかい毛質。優雅で美しいですが、毛が絡まりやすく毛玉になりやすいため、月1回程度のトリミングと毎日のブラッシングが必須です。
- スムースコート:短くつややかな毛質。トリミングの必要性は低いですが、抜け毛が非常に多いのが特徴。特に換毛期はすごい量が抜けるので、週に数回のブラッシングで死毛(抜け毛)を取り除いてあげることが大切です。
- ワイヤーヘアー:硬くゴワゴワした個性的な毛質。このタイプは珍しく、プラッキング(古い毛を抜く特殊な技法)が必要な場合もあるため、専門知識のあるトリマーさんに相談するのがおすすめです。
トリミングは見た目だけじゃない!健康を守る大切な役割
「カットは見た目を可愛くするためでしょ?」と思われがちですが、実はチワックスの健康を守る上でとても重要な役割を果たします。
- 皮膚トラブルの予防:毛が伸びすぎて絡まると、皮膚が蒸れてしまい、かゆみや皮膚炎の原因になります。定期的なカットで通気性を良く保ちましょう。
- ケガの防止:特に足裏の毛が伸びすぎると、フローリングで滑ってしまい、関節を痛める原因に。肉球周りの毛をカットすることは、ケガの予防に直結します。
- 健康状態のチェック:トリミング中は愛犬の体を隅々まで触る絶好の機会です。皮膚のできものや、しこり、ダニなどの早期発見につながります。
- 清潔さの維持:お尻周りの毛を短くカットしておくと、排泄物が付きにくくなり、衛生的に保てます。
このように、トリミングはチワックスが健やかで快適に暮らすために欠かせないケアなのです。
初心者でも簡単!自宅でできるチワックストリミングのやり方
「毎回サロンに連れて行くのは経済的に大変…」「ちょっとした部分カットなら自分でやりたい!」そんな方のために、自宅でできる簡単なトリミング方法をご紹介します。最初から全身カットを目指さず、まずは「部分ケア」から挑戦してみましょう!
まずはコレ!最低限そろえたいトリミング道具【体験談あり】
道具選びは、安全でスムーズなトリミングの第一歩。私が実際に使ってみて「これは必須!」と感じた基本の5点セットはこちらです。
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すきばさみ ペットトリミング ペット用トリミングシザー ステンレス鋼 非常に鋭い刃 440C セルフカット セニングシザー 前髪カット 髪切りハサミ 犬用はさみ 猫ハサミ 6.5インチ /7.0インチ
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- バリカン:足裏やお尻周りなど、デリケートな部分のカットに便利です。刃の長さを調整できるアタッチメント付きで、音が静かなタイプを選ぶと、ワンちゃんが怖がりにくいですよ。
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犬 バリカン 犬用 軽量&コードレス ペットバリカン プロ トリマー 業務用 WAHL WP9591 ハイパワー プロシリーズデラックス プロペットバリカン
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- 爪切り・ヤスリ:ギロチンタイプやハサミタイプなどがあります。血管を切らないように少しずつ切るのがコツ。自信がなければ、まずはヤスリで削るだけでもOKです。
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- ご褒美用おやつ:一番大事かもしれません(笑)。トリミングが終わったら、たくさん褒めて特別なおやつをあげましょう。「トリミングは良いことがある」と覚えてもらうことが、次につながる秘訣です。
【写真で解説】部位別カットの簡単3ステップ(耳・足裏・お尻周り)
いきなり全身をカットするのは難しいので、まずは汚れやすく、ケガにつながりやすい3つの部位から始めてみましょう。
1. 耳の飾り毛カット
垂れ耳のチワックスは耳が蒸れやすいので、フチの毛を整えて通気性を良くしてあげましょう。
手順:コームで毛をとかし、耳の形に沿って、はみ出た毛をハサミでカットします。耳の皮膚を切らないよう、指で耳のフチを確認しながら慎重に!
2. 足裏・肉球周りのカット
滑り止めと汚れ防止にとても重要です!
手順:肉球を優しく広げ、パッド(肉球)にかかる毛をバリカンかハサミでカットします。バリカンを使うと安全でスピーディーですよ。
3. お尻周りのカット
衛生的に保つために、肛門周りの毛は短くしておきましょう。
手順:しっぽを優しく持ち上げ、肛門が見えるようにします。肛門にかかる周りの毛を、ハサミの刃先を外側に向けながら少しずつカットしていきます。
ここだけは注意!自宅トリミングで失敗しないためのポイント
安全に楽しくトリミングを行うために、これだけは守ってほしい注意点です。
- 機嫌の良い時に行う:遊んだ後やリラックスしている時がベスト。嫌がっている時に無理強いするのは絶対にやめましょう。
- 短時間で集中して:ワンちゃんの集中力は長く続きません。1回10~15分程度を目安に、何日かに分けて行うのがおすすめです。
- 完璧を目指さない:最初はガタガタになっても大丈夫!「愛犬が快適に過ごせること」が一番の目的です。
- 二人で行う:一人が優しく体を支え、もう一人がカットを担当すると、安全かつスムーズに進められます。
プロにお任せ!トリミングサロンの上手な活用術
自宅ケアも良いですが、やはりプロの技術は違います。全身を美しく仕上げたい時や、自分では難しい部分のケアは、トリミングサロンを賢く利用しましょう。
サロン選びのポイントと料金相場・頻度
チワックスのトリミング料金は、シャンプー&カットのコースで大体5,000円~10,000円が相場です。サロンを選ぶ際は、料金だけでなく、お店の雰囲気やトリマーさんの人柄、SNSでの口コミなどをチェックするのがおすすめです。初回割引などを利用して、いくつか試してみるのも良いでしょう。
トリミングの頻度は、毛の伸びる速さにもよりますが、ロングコートなら1~2ヶ月に1回が理想的なペースです。
もう迷わない!トリマーへのオーダー方法【テンプレート付き】
「どんなカットにしたいですか?」と聞かれても、どう伝えたら良いか悩みますよね。そんな時は、以下のテンプレートを参考に、具体的に伝えてみましょう。
【オーダー例】
「全体的にスッキリさせたいので、体はバリカンで〇mmにしてください。でも、しっぽの毛はフサフサに残したいです。足は汚れやすいので、先の方だけ短めに。顔周りはハサミで丸く、可愛らしい感じに仕上げてください。皮膚が少し弱いので、シャンプーは低刺激のものでお願いします。」
理想のカットスタイルの写真を見せるのが、一番イメージが伝わりやすいのでおすすめです。
もっと可愛く!チワックスの魅力を引き出す日常ケア
トリミングだけでなく、日々のちょっとしたケアが、チワックスの美しい被毛と健康を保つ秘訣です。トリミングと合わせてぜひ実践してみてください。
サラツヤ被毛の基本!毎日のブラッシング習慣
特にロングコートのチワックスにとって、ブラッシングは食事と同じくらい大切です。毛玉を予防し、血行を促進する効果もあります。最初は5分だけでも良いので、毎日続けることを目標にしましょう。ブラッシングをしながら「気持ちいいね」「きれいになったね」と声をかけることで、愛犬との最高のコミュニケーションタイムになりますよ。
シャンプーの頻度は?正しいやり方とおすすめ商品
シャンプーは月に1~2回が目安です。洗いすぎは皮膚の乾燥を招くので注意しましょう。シャンプー前には必ずブラッシングで毛のもつれをほどいておくのがポイント。シャワーの温度は37~38℃のぬるま湯が最適です。そして、何より大切なのがしっかりと乾かすこと。生乾きは皮膚トラブルの原因になるので、タオルドライの後、ドライヤーで根元から完全に乾かしてください。
チワックスは皮膚がデリケートな子も多いので、シャンプー選びは重要です。保湿成分が配合された、犬用の低刺激シャンプーを選んであげましょう。私が使っているのは、天然由来成分で作られたこのシャンプー。洗い上がりのふわふわ感が格別です。
内側から輝く!被毛の健康は食事から
美しい毛並みは、健康な体から作られます。毛の主成分であるタンパク質や、皮膚の健康をサポートするオメガ3・オメガ6脂肪酸などがバランス良く含まれたフードを選びましょう。
最近、フードを被毛ケアに特化したこちらのプレミアムフードに変えてみたところ、毛ヅヤが明らかに変わってきたのを実感しています。食いつきも抜群なので、偏食気味の子にもおすすめです。
まとめ:愛情ケアでチワックスとの毎日をもっと楽しく!
今回は、チワックスのトリミングについて、自宅ケアからサロン活用法、日常のケアまで幅広く解説しました。
トリミングは、ただ見た目をきれいにするだけでなく、愛犬の健康を守り、快適な生活をサポートするための大切な愛情表現です。最初は難しく感じるかもしれませんが、簡単な部分ケアから少しずつ始めてみてください。
自宅でのケアとプロの力を上手に組み合わせながら、あなたと愛犬にぴったりのスタイルを見つけて、チワックスとの毎日をさらに楽しく、豊かなものにしていきましょう!
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