チワポメの噛み癖は治る!原因別の直し方【プロ直伝】

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チワポメの噛み癖は治る!原因別の直し方【プロ直伝】

【お悩み】チワポメの噛み癖が痛い…これって治るの?

ポメラニアンとチワワの魅力的なミックス犬「チワポメ」。その愛くるしい見た目と元気いっぱいな性格で、私たちの毎日を彩ってくれるかけがえのない家族ですよね。しかし、「甘噛みがだんだん強くなってきた」「特定の人や犬に本気で噛みつこうとする」といった、噛み癖の悩みを抱えている飼い主さんも多いのではないでしょうか。

私自身もチワポメと暮らす飼い主の一人として、子犬の頃の噛み癖には本当に頭を悩ませました。「どうして噛むの?」「しつけ方が間違っているのかな…」と不安になったことも一度や二度ではありません。でも、安心してください。チワポメの噛み癖は、原因を正しく理解し、適切なトレーニングを行えば必ず改善できます。

この記事では、数々のワンちゃんの噛み癖と向き合ってきた経験を元に、チワポメの噛み癖の原因から、今日からすぐに実践できる具体的なトレーニング方法、そして飼い主さんの心構えまで、徹底的に解説していきます。愛犬との絆を深めながら、楽しく噛み癖を卒業させましょう!

なぜ噛むの?チワポメの噛み癖に隠された4つの原因

効果的なしつけを行うためには、まず「なぜ愛犬が噛むのか」その理由を知ることが第一歩です。チワポメが噛む背景には、いくつかの理由が考えられます。

原因1:子犬あるある!歯の生え変わりによる「甘噛み」

生後3ヶ月~半年頃の子犬に見られる甘噛みは、成長の証です。人間の子どもと一緒で、乳歯から永久歯に生え変わる時期は、歯茎がムズムズして気持ち悪いもの。その違和感を解消するために、手近なものをカミカミしてしまうのです。この時期の甘噛みは「痛い!」と教えてあげることで自然に収まることも多いですが、「噛むことは遊びの一環」と勘違いさせないように、正しい対応をすることが重要になります。

原因2:遊びがエキサイト!興奮からくる「じゃれ噛み」

「遊んで!」「もっと!」という気持ちが高ぶりすぎて、思わずガブッ!これもよくあるケースです。飼い主さんとのロープの引っ張り合いや、追いかけっこなど、楽しい遊びの最中に興奮がピークに達し、加減が分からなくなってしまうのです。特にチワポメは活発な性格の子が多いため、遊びの中で興奮をコントロールする練習が必要になります。

原因3:チワワ譲りの警戒心?「守りの本気噛み」

チワポメは、チワワの持つ「警戒心の強さ」とポメラニアンの持つ「勇敢さ」を受け継いでいることがあります。そのため、見知らぬ人や犬が近づいてきたり、自分のテリトリー(お気に入りのベッドやおもちゃなど)を脅かされたと感じたりした時に、自分や飼い主を守ろうとして「ウーッ」と唸り、本気で噛みついてしまうことがあります。これは恐怖心や不安感の裏返し。決して攻撃的な性格というわけではないのです。

原因4:実はストレスサインかも?「要求・発散の噛み癖」

「お留守番が長くて寂しい」「運動不足でエネルギーが有り余っている」「もっと構ってほしい」…こういった心身のストレスや欲求不満が、噛むという行動に現れることも少なくありません。家具やスリッパをボロボロにしてしまうのは、このケースが考えられます。言葉を話せない愛犬からの「SOSサイン」と捉え、生活環境を見直してあげることが大切です。

今日から実践!噛み癖を直す魔法のトレーニング方法

原因がわかったら、次はいよいよ実践です。ここでは、誰でも簡単に始められる噛み癖の直し方をステップごとにご紹介します。ポイントは「叱る」のではなく「正しい行動を教える」ことです。

ステップ1:噛んで良いモノと悪いモノを教える

まず大前提として、犬の「噛みたい」という欲求を完全になくすことはできません。そこで重要になるのが、「人の手や家具は噛んじゃダメ。でも、このおもちゃなら噛んでもOK!」というルールを教えてあげることです。

もし手を噛んできたら、大げさに騒がず、低い声で「痛い」または「ダメ」と短く伝えます。そして、すっと手を隠し、その場から10秒ほど離れてみましょう。これを繰り返すことで、「人を噛むと楽しい遊びが終わってしまう」と学習します。そして、代わりに噛んでも良いおもちゃを与え、夢中で遊んでいたら「いい子だね!」と思いっきり褒めてあげましょう。

このトレーニングを成功させるには、愛犬が夢中になる「噛んでも良いおもちゃ」を見つけてあげることが不可欠です。硬さや形、素材など、その子の好みに合わせていくつか試してみるのがおすすめです。

ちなみに、中にフードを隠せる「知育トイ」は、ワンちゃんが飽きずに長時間遊んでくれるだけでなく、頭も使うのでストレス発散に最適です。我が家のチワポメも、お留守番の前には必ずこれで遊ばせていますよ。

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ステップ2:興奮をクールダウンさせる練習

遊びの最中に興奮して噛んでしまう子には、クールダウンの練習が効果的です。遊びがヒートアップしてきたなと感じたら、一旦おもちゃを取り上げて「おすわり」や「マテ」などの指示を出します。静かにできたら褒めて、再び遊びを再開。これを繰り返すことで、自分で興奮をコントロールする術を身につけていきます。

ステップ3:ポジティブ強化で「噛まない方が得」と学ばせる

チワポメはとても賢く、飼い主さんに褒められるのが大好きな犬種です。その特性を活かさない手はありません。噛むのを我慢できた瞬間、口からポロッと離した瞬間、おもちゃを上手に使えた瞬間など、望ましい行動が見られたら、すかさず「最高に嬉しい!」という気持ちを込めて褒めちぎり、特別なおやつをご褒美としてあげましょう。この「良いことをしたら良いことがある」という経験の積み重ねが、噛み癖改善への一番の近道です。

【要注意】噛み癖を悪化させる飼い主のNG行動

良かれと思ってやっているその行動、実は噛み癖を悪化させているかもしれません。以下の点に心当たりがないかチェックしてみましょう。

NG行動1:大声で叱りつけ、叩いてしまう

噛まれた瞬間に、大きな声で叱ったり、マズル(鼻先)を掴んだり、叩いたりするのは絶対にNGです。恐怖心から飼い主さんへの不信感が募り、さらに自己防衛のために噛むようになる可能性があります。犬にとっては「噛まれたから叱られた」のではなく、「この人は急に怒り出す怖い存在だ」とインプットされてしまうのです。

NG行動2:気分によって態度が変わる

「昨日はダメって言ったのに、今日は許してくれる」といった一貫性のない態度は、チワポメを混乱させるだけです。家族全員でルールを統一し、「ダメなものはダメ」とブレない姿勢を貫くことが大切です。

噛み癖予防にも繋がる!チワポメとの理想的な暮らし方

トレーニングと並行して生活環境を整えることで、噛み癖の再発を防ぎ、愛犬が心穏やかに過ごせるようになります。

安心できるパーソナルスペースを用意する

警戒心の強いチワポメのために、誰にも邪魔されない静かで落ち着けるハウスやクレートを用意してあげましょう。そこは彼らにとっての「安全地帯」です。無理やり引きずり出したりせず、愛犬が自ら休みたくなった時に過ごせる場所として尊重してあげてください。

社会化トレーニングで外の世界に慣れさせる

子犬の時期(特に生後3ヶ月〜4ヶ月の社会化期)に、他の犬や人、様々な音や環境に慣れさせてあげることは、過度な警戒心を和らげる上で非常に重要です。ワクチンプログラムが終わったら、パピートレーニングの教室に参加したり、穏やかな犬が集まるドッグランに短時間だけ行ってみたりするのも良いでしょう。たくさんのポジティブな経験をさせてあげることで、知らないものに対する恐怖心が減り、防衛的な噛み癖の予防に繋がります。

まとめ:噛み癖が治れば、チワポメとの暮らしはもっと輝く!

今回は、チワポメの噛み癖の原因と直し方について詳しく解説しました。

  • 噛む原因を理解する(甘噛み、興奮、警戒、ストレス)
  • 噛んで良いものと悪いものを教える
  • 叱るのではなく、正しい行動を褒めて伸ばす
  • 一貫した態度で接し、安心できる環境を整える

噛み癖のしつけは、根気が必要で、時には心が折れそうになることもあるかもしれません。しかし、一つ一つのトレーニングは、愛犬とのコミュニケーションそのものです。あなたの愛情と真剣な気持ちは、必ずチワポメに伝わります。

噛み癖がなくなった未来を想像してみてください。来客に怯えることもなく、小さなお子さんとも安心して触れ合え、どこへ行くにも自信を持って連れて行ける…そんな最高に幸せな毎日が待っています。諦めずに、愛するチワポメとの絆を深めながら、一緒に乗り越えていきましょう!

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