ポメチワの寿命は?長生きの秘訣と病気予防法を解説
「うちのポメチワ、いったい何歳まで生きてくれるんだろう…」
「いつまでも元気でそばにいてほしいけど、何をすればいいの?」
ポメラニアンとチワワの可愛らしさを一身に受け継いだポメチワ。その愛くるしい姿を見ていると、「この子との時間が1日でも長く続きますように」と願うのは、すべての飼い主さんの共通の想いですよね。
私自身もミックス犬と暮らす中で、愛犬の健康や寿命について夢中で調べた経験があります。小さな体のどこかに不調はないか、毎日の食事はこれでいいのか、不安になることも少なくありません。
この記事では、ポメチワの平均寿命を延ばすための具体的な方法を、かかりやすい病気の予防法から日々の正しい飼い方まで、初心者の方にも分かりやすく徹底解説します。
この記事を読み終える頃には、あなたのポメチワが健やかに長生きするためのヒントが分かり、愛犬との毎日をもっと安心して楽しめるようになるはずです。大切な家族であるポメチワとの未来のために、ぜひ最後までご覧ください。
ポメチワの平均寿命と基本情報
まずは、ポメチワがどんな犬種で、どのくらいの寿命が期待できるのか、基本的な情報から見ていきましょう。愛犬のルーツを知ることは、健康管理の第一歩です。
ポメチワとは?両親から受け継ぐ性格と特徴
ポメチワは、その名の通りポメラニアンとチワワから生まれたミックス犬で、「チワポメ」という愛称でも親しまれています。両親ともに小型犬のため、成犬時の体重は2kg~3kg台が一般的。ポメラニアン譲りのふわふわな毛並みと、チワワ譲りの大きな瞳(うるうるアイ)が最大のチャームポイントです。
性格は、ポメラニアンの「明るく遊び好き」な面と、チワワの「飼い主に忠実で賢い」面をあわせ持つ子が多いと言われています。まさに、最高の家庭犬になる素質を持った犬種なのです。ただし、個体差が大きいのもミックス犬の魅力。どんな個性を持っているのか、じっくり向き合ってあげてくださいね。
ポメチワの平均寿命は12歳~15歳
一般的に、ポメチワの平均寿命は12歳~15歳とされています。これは、両親であるポメラニアンやチワワの平均寿命と同程度の長さです。
しかし、これはあくまで平均値。近年の獣医療の進歩やドッグフードの質の向上により、15歳を超えるご長寿ポメチワも増えています。日々の食事や運動、ストレスケアといった「健康管理」を徹底することで、平均寿命を大きく超えて長生きすることも夢ではありません。
要注意!ポメチワがなりやすい4つの病気と今日からできる予防法
愛犬の寿命を縮める最大の要因は「病気」です。ポメチワは遺伝的に特定の病気にかかりやすい傾向があります。しかし、正しい知識を持って対策すれば、リスクを大幅に減らすことができます。ここでは特に注意したい4つの病気と、その予防法を具体的に解説します。
1. 【呼吸器系】気管虚脱:アヒルのような咳は危険信号
気管虚脱は、呼吸の通り道である気管が潰れてしまい、呼吸がしづらくなる小型犬に多い病気です。「ガーガー」「ゼーゼー」と、まるでアヒルの鳴き声のような乾いた咳をするのが特徴です。
【予防法】
- 首輪からハーネスへ変更:散歩の際に首を圧迫しないよう、胴体で支えるハーネスを使いましょう。これは最も簡単で効果的な対策です。
- 体重管理:肥満は気管への圧力を高め、症状を悪化させます。太らせないよう、食事と運動の管理を徹底しましょう。
- 興奮させすぎない:過度に興奮すると呼吸が荒くなり、気管に負担がかかります。落ち着いた環境を心がけましょう。
▽ポメチワの小さな体への負担が少ない、人気のハーネスはこちらでチェックできます。
2. 【関節系】膝蓋骨脱臼(パテラ):歩き方の異変を見逃さないで
膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)、通称「パテラ」は、膝のお皿の骨がズレてしまう病気です。初期症状では、歩いている途中に急に片足を上げてケンケンしたり、スキップのような歩き方をしたりします。悪化すると手術が必要になることもあります。
【予防法】
- 滑らない床環境:フローリングにはカーペットやマットを敷き、足腰への負担を減らしましょう。
- 段差をなくす:ソファやベッドへの乗り降りには、ペット用のステップ(階段)を設置するのがおすすめです。
- 抱っこの仕方:高い位置からの飛び降りをさせないよう、日頃から注意しましょう。
- 適度な運動:散歩などで筋肉をつけ、関節をサポートすることも大切です。
![]() |
|
![]() |
|
3. 【代謝系】低血糖症:子犬の時期は特に注意!
低血糖症は、体が小さくエネルギーを蓄える力が弱いポメチワ、特に子犬に起こりやすい症状です。急にぐったりしたり、けいれんを起こしたりすることがあり、命に関わる危険な状態です。
【予防法】
- 食事回数を増やす:空腹時間が長くならないよう、1日の食事を3~4回に分けて与えましょう。
- 体を冷やさない:体温が下がるとエネルギーを消耗しやすくなります。冬場はペットヒーターなどで保温を心がけてください。
- ブドウ糖やはちみつを常備:万が一の時の応急処置として、動物病院に相談の上、ブドウ糖などを準備しておくと安心です。
4. 【泌尿器系】尿路結石症:おしっこのサインを見逃さない
尿路結石症は、尿の通り道に石(結石)ができてしまい、排尿時に痛みを感じたり、血尿が出たりする病気です。何度もトイレに行くのに少ししか尿が出ない、といったサインが見られたら要注意です。
【予防法】
- 新鮮な水をいつでも飲めるように:水分摂取量が少ないと尿が濃くなり、結石ができやすくなります。水飲み場を複数設置するなどの工夫をしましょう。
- 食事管理:結石の成分に配慮した療法食や、尿のpHバランスを整えるドッグフードを選ぶことが重要です。
寿命を延ばす!ポメチワの正しい飼い方【5つの健康管理術】
病気の予防と並行して、日々の生活習慣を見直すことがポメチワの健康寿命を延ばす鍵となります。今日からすぐに実践できる、5つの飼い方のポイントをご紹介します。
1. 食事:愛犬の体を作るドッグフードの選び方
毎日の食事は、ポメチワの健康の土台です。小型犬は骨や関節がデリケートなため、それらをサポートする成分(グルコサミンやコンドロイチンなど)が含まれているフードがおすすめです。
また、ふわふわの被毛を保つためには、オメガ3脂肪酸やオメガ6脂肪酸といった良質な脂質も欠かせません。年齢や体調に合わせて最適なフードを選んであげましょう。
「どのフードを選べばいいか分からない…」という方のために、ポメチワの飼い主さんから評価の高いドッグフードをまとめました。ぜひ参考にしてみてください。
【2025年最新版】ポメチワに人気のドッグフードランキングはこちら
★一番人気はプレミアムドッグフード【ミシュワン小型犬用】
★二番人気は【ニュートラム】「高タンパク・低糖質・グレインフリー」ドッグフード
2. 運動:散歩は心と体のリフレッシュタイム
ポメチワは活発な犬種なので、適度な運動が不可欠です。1日2回、1回15分~20分程度の散歩を目安に、外の空気に触れさせてあげましょう。
散歩は運動不足の解消だけでなく、社会性を身につけたり、ストレスを発散したりする大切な時間です。ただし、関節への負担を避けるため、アスファルトの上で長時間走らせたり、過度なジャンプをさせたりするのは避けましょう。
3. お手入れ:抜け毛対策と皮膚の健康を保つブラッシング
ポメチワはダブルコートの被毛を持つため、抜け毛が非常に多い犬種です。ブラッシングはできれば毎日行いましょう。抜け毛を取り除くだけでなく、血行を促進し、皮膚病の予防にも繋がります。
また、ブラッシングは愛犬との大切なコミュニケーションの時間。我が家でも、夜のリラックスタイムに膝の上で優しくブラッシングするのが日課です。愛犬がうっとりする姿は、飼い主にとっても至福のひとときですよ。
![]() |
|
4. 環境:ストレスを減らして安心できる居場所作り
ポメチワは賢く繊細な一面も持っているため、ストレスを感じやすい犬種です。大きな物音や頻繁な来客、家族の不和などは、ポメチワにとって大きなストレス源になります。
家の中に、誰にも邪魔されずに安心して休める「自分だけの場所(クレートやベッド)」を用意してあげましょう。飼い主さんが優しく声をかけ、穏やかに触れ合う時間を大切にすることが、何よりのストレスケアになります。
5. 健康診断:病気の早期発見が寿命を延ばす
言葉を話せない愛犬の健康を守るために、定期的な健康診断は欠かせません。症状が出ていなくても、年に1回は必ず動物病院で健康チェックを受けましょう。
特に7歳を超えたシニア期に入ったら、半年に1回のペースに増やすのが理想です。病気の早期発見・早期治療が、愛犬と1日でも長く過ごすための最も確実な方法です。
まとめ:愛情あるケアでポメチワとの幸せな時間を未来へ
今回は、ポメチワの寿命と、長生きしてもらうための健康管理術について詳しく解説しました。
- ポメチワの平均寿命は12歳~15歳。日々のケアでそれ以上に!
- 「気管虚脱」「パテラ」などの病気を知識で予防しよう。
- 食事、運動、お手入れ、環境、健康診断の5つの柱が大切。
ポメチワとの暮らしは、私たちに数えきれないほどの喜びと癒しを与えてくれます。そのかけがえのない存在に、私たちがしてあげられることは、日々の小さな愛情と健康への配慮を積み重ねていくことです。
この記事が、あなたと愛するポメチワが、一日でも長く、笑顔あふれる毎日を過ごすための一助となれば幸いです。
コメント