チワックスの無駄吠えを治す!原因と効果的なしつけ7選

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チワックスの無駄吠えを治す!原因と効果的なしつけ7選

「うちのチワックス、普段はとっても可愛いのに、インターホンが鳴るとすごい剣幕で吠え続けて大変…」「お客さんが来るたびに吠えちゃって、申し訳ない気持ちになる…」そんな悩みを抱えていませんか?

チワワの警戒心とダックスフンドの猟犬気質を受け継ぐチワックスは、その愛らしい見た目とは裏腹に、吠えやすい傾向がある犬種です。私自身も、愛犬のチワックスが子犬の頃は無駄吠えに頭を悩ませた一人です。しかし、ご安心ください。チワックスが吠えるのには必ず理由があり、その原因に合った正しいしつけを根気よく続ければ、必ず改善できます。

この記事では、チワックスの無駄吠えの根本的な原因から、今日からすぐに実践できる具体的なしつけ方法、ストレスを溜めさせないためのコツまで、私の経験も交えながら徹底的に解説します。愛犬との絆を深めながら、穏やかで楽しい毎日を取り戻しましょう!

なぜ?チワックスが無駄吠えしやすい4つの根本原因

効果的なしつけを行うためには、まず「なぜ吠えるのか」を理解することが大切です。チワックスの無駄吠えには、主に4つの原因が考えられます。

原因1:チワワ譲りの「強い警戒心」と「縄張り意識」

チワックスの親であるチワワは、世界最小の犬種でありながら、自分や家族を守ろうとする意識が非常に強い犬種です。その性質を受け継ぎ、チワックスも自分のテリトリー(家や庭)に見知らぬ人や物音が入ってくると、「怪しいぞ!あっちへ行け!」と吠えて知らせようとします。特に、インターホンの音や来客、窓の外を通る人や犬に対して吠えるのは、この警戒心が原因であることがほとんどです。

原因2:ダックスフンド譲りの「猟犬の本能」

ミニチュアダックスフンドは、元々アナグマ猟で活躍していた猟犬です。獲物を見つけると吠えて主人に知らせるのが仕事でした。その名残で、動くものや音を敏感に察知し、吠えて反応する本能を持っています。この性質が、バイクの音や鳥のさえずりなど、些細な刺激にも過剰に反応してしまう「無駄吠え」に繋がることがあるのです。

原因3:寂しさや退屈からくる「ストレス」

チワックスは賢く、飼い主さんと遊ぶのが大好きな甘えん坊です。そのため、長時間の留守番や、散歩・遊びの時間が足りないと、寂しさや退屈からストレスを溜めてしまいます。有り余ったエネルギーや不安な気持ちを発散させるために、気を紛らわすように吠え続けてしまうケースです。「もっと構って!」「退屈だよ!」という心の叫びが、無駄吠えとして現れているのです。

原因4:学習してしまった「要求吠え」

「吠えたら、おやつをもらえた」「吠えたら、飼い主さんが慌てて駆けつけてくれた」という経験はありませんか?犬はとても賢いので、「吠える=良いことが起こる」と一度学習してしまうと、自分の要求を通すために吠えるようになります。これが「要求吠え」です。ごはんが欲しい時、遊んで欲しい時などにワンワンと吠えるのは、このパターンかもしれません。

【今日から実践】チワックスの無駄吠えに効く7つのしつけ

原因がわかったら、いよいよ実践です。ここでは、初心者でも簡単に始められる効果的なしつけ方法を7つご紹介します。大切なのは、一貫性を持って根気よく続けることです。

1. 「吠えなかったら褒める」ポジティブ強化

チワックスのしつけで最も効果的なのが「褒めて伸ばす」方法です。叱るのではなく、「吠えない」という正しい行動を褒めて教えましょう。
例えば、いつも吠えてしまうインターホンが鳴った時。一瞬でも吠えるのをやめた瞬間に「いい子!」「静かね〜」と優しく褒め、とっておきのご褒美(おやつ)をあげます。これを繰り返すことで、「吠えない方が良いことがある!」と学習し、徐々に落ち着いていられるようになります。

ご褒美のおやつは、しつけの時だけの特別なものを用意すると効果がアップします。アレルギーに配慮した無添加のものや、食いつきの良いフリーズドライタイプなどがおすすめです。
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2. 要求吠えは「徹底的に無視」

構ってほしい、おやつが欲しいなどの「要求吠え」に対しては、「徹底的に無視」が効果的です。吠えている間は、目を合わせず、声をかけず、完全に存在しないかのように振る舞います。そして、吠えるのを諦めて静かになった瞬間に、たくさん褒めてあげましょう。「吠えても無駄なんだ」と学習させることが重要です。家族全員でルールを統一してくださいね。

3. 「静かに」のコマンドを教える

「静かに」や「ハウス」といったコマンドを教えるのも有効です。まずは、おやつを使いながらコマンドと行動を結びつけます。吠えている時に「静かに」と言い、ピタッと吠え止んだらすぐに褒めておやつをあげます。最初は一瞬でもOK。これを繰り返すことで、飼い主さんの声で冷静になれるようになります。

4. インターホンや来客への「慣れ」トレーニング

来客への吠え癖は、友人や家族に協力してもらい、繰り返し練習するのが一番です。

  1. 協力者にインターホンを鳴らしてもらう
  2. 吠えたら「ハウス」のコマンドでクレートに入れる
  3. 静かになったら褒めてクレートから出す
  4. 協力者に入ってもらい、犬が落ち着いていたらおやつをあげてもらう

これを何度も繰り返すことで、「インターホンが鳴っても怖くない」「お客さんは良いことをしてくれる人」と学習していきます。

5. 安心して過ごせる「テリトリー」を作る

警戒心の強いチワックスには、安心して過ごせる自分だけの場所(クレートやサークル)を用意してあげることが大切です。普段から「ハウス」の練習をしておき、来客時や飼い主さんが忙しい時には、そこで落ち着いて過ごせるように習慣づけましょう。飼い主さんの匂いがついたタオルやお気に入りのおもちゃを一緒に入れてあげると、よりリラックスできます。

6. 運動と遊びでストレスを発散させる

ストレスによる無駄吠えを防ぐには、毎日の散歩と遊びが欠かせません。チワックスは小型犬ですが、元猟犬の血を引いているため、意外と体力があります。1日2回、15分〜30分程度の散歩で、外の匂いを嗅いだり、他の犬と挨拶したりする時間を作りましょう。また、室内でもボール遊びや引っ張りっこなどで、頭と体を使わせてあげることで、心身ともに満たされ、無駄吠えが減少します。

7. 留守番中の退屈を紛らわす「知育トイ」

「留守番中に吠えているみたい…」という場合は、退屈を紛らわす工夫が必要です。そこでおすすめなのが、おやつを隠して探させる「知育トイ」。夢中になって遊んでいるうちに、飼い主さんがいない寂しさを忘れさせてくれます。様々な難易度のものがあるので、愛犬のレベルに合わせて選んであげましょう。長時間集中できるので、雨で散歩に行けない日のエネルギー発散にもぴったりです。

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また、留守番中の様子がどうしても気になるという方は、スマートフォンから様子を確認できるペットカメラを導入するのも一つの手です。声かけ機能や、おやつが飛び出す機能がついたものもあり、外出先からでも愛犬を安心させることができます。

どうしても治らない…そんな時は専門家を頼ろう

色々な方法を試しても一向に改善しない、吠えが攻撃的なものに発展してしまった、という場合は、一人で抱え込まずに専門家に相談しましょう。

ドッグトレーナーや獣医師に相談するメリット

ドッグトレーナーや行動診療を行っている獣医師は、犬の行動学のプロです。客観的な視点で吠える原因を突き止め、その子に合った最適なトレーニング方法を提案してくれます。しつけ教室に参加したり、出張トレーニングをお願いしたりすることで、飼い主さんのしつけスキルも向上し、問題解決への近道となります。「こんなことで相談していいのかな?」と躊躇せず、まずはかかりつけの動物病院などで相談してみましょう。

相談前に準備しておくと良いこと

専門家に相談する際は、以下の情報をまとめておくとスムーズです。

  • いつから吠えるようになったか
  • どんな時に、どんな対象に吠えるか(動画があるとベスト)
  • 1日の生活スケジュール(散歩、食事、留守番の時間など)
  • これまで試したしつけ方法とその結果
  • 家族構成や他に同居しているペット

まとめ:焦らず、愛情を持って向き合うことが一番の近道

今回は、チワックスの無駄吠えの原因から、具体的な7つのしつけ方法まで詳しく解説しました。

無駄吠えのしつけは、一日で結果が出るものではありません。時にはうまくいかずに、落ち込んでしまう日もあるかもしれません。しかし、一番大切なのは、飼い主さんが焦らず、愛情を持って一貫した態度で接し続けることです。

なぜ吠えているのか、その気持ちに寄り添い、正しい方向へ導いてあげる。それは、愛犬との信頼関係をより一層深めるための、かけがえのないコミュニケーションの時間です。この記事を参考に、ぜひ今日から一つでも実践してみてください。あなたのチワックスとの毎日が、もっと穏やかで笑顔あふれるものになることを心から願っています。

 

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