【チワックス】トリミング頻度や料金は?自宅ケアのコツ
「うちのチワックス、毛が伸びてきたけどどうすればいいの?」「抜け毛が多くて掃除が大変…」そんなお悩み、ありませんか?チワワの可愛らしさとダックスフンドの賢さを併せ持つチワックスは、そのユニークな被毛も魅力の一つですよね。しかしその分、日々のお手入れに戸惑う飼い主さんも少なくありません。
私自身もチワックスと暮らす中で、毛玉や抜け毛に悪戦苦闘した経験があります。でも大丈夫!正しい知識を身につければ、愛犬の魅力をもっと引き出し、快適な毎日を送ることができます。
この記事では、チワックスのトリミングの必要性から、気になる頻度や料金、人気のカットスタイル、そして自宅でできるセルフケアのコツまで、元トリマーの私が徹底的に解説します。サロン選びのポイントや、おすすめのケアグッズもこっそりご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
そもそもチワックスにトリミングは必要?被毛タイプで解説
「ミックス犬だからトリミングは不要?」と思われがちですが、チワックスにとってトリミングは、見た目の可愛さだけでなく健康維持のためにも非常に重要です。まずは、その理由を被毛のタイプから探っていきましょう。
2つの被毛タイプ「ロングコート」と「スムースコート」
チワックスの被毛は、親犬であるチワワとダックスフンドからどの遺伝子を受け継ぐかによって、大きく2つのタイプに分かれます。
- ロングコート:長くて柔らかい毛が特徴。シルクのような手触りが魅力的ですが、毛が絡まりやすく毛玉ができやすいデリケートなタイプです。特に耳の後ろや脇の下、内股は要注意!
- スムースコート:短く光沢のある毛が特徴。お手入れは比較的楽ですが、抜け毛が目立ちやすい一面もあります。
ご自身の愛犬がどちらのタイプか、まずはしっかり把握することがケアの第一歩です。
抜け毛が多いのはなぜ?ダブルコートの秘密
チワックスの抜け毛に悩んでいる飼い主さんは多いのではないでしょうか。その原因は、多くのチワックスが受け継いでいる「ダブルコート」という被毛構造にあります。
ダブルコートとは、皮膚を保護する硬めの毛(オーバーコート)と、体温を調節するふわふわと柔らかい毛(アンダーコート)の二層構造のこと。このアンダーコートが、春と秋の換毛期にごっそり生え変わるため、一時的に抜け毛がとても多くなるのです。「病気かな?」と心配になるほど抜けることもありますが、これは自然なことなので安心してくださいね。
トリミングをしないとどうなる?皮膚トラブルのリスクも
もしトリミングやブラッシングを怠ってしまうと、様々な問題が起こる可能性があります。
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- 毛玉の発生:特にロングコートの子は、放置すると毛がフェルトのように固まってしまい、皮膚が引っ張られて痛みを感じることがあります。
- 皮膚病のリスク:毛が密集して蒸れることで、雑菌が繁殖しやすくなり、皮膚炎などの原因になります。
* 熱中症:毛が伸び放題だと、特に夏場は体に熱がこもりやすくなり、熱中症のリスクが高まります。
- 怪我の防止:足裏の毛が伸びていると、フローリングなどで滑ってしまい、関節を痛める(特にダックスフンドの血を引くチワックスは椎間板ヘルニアに注意が必要です)原因にもなります。
定期的なケアは、こうしたリスクから愛犬を守るために不可欠なのです。
チワックスのトリミング、頻度と料金の目安は?
では、実際にどのくらいの頻度で、どれくらいの費用をかければ良いのでしょうか。ここでは多くの飼い主さんが気になる頻度と料金の目安について解説します。
【毛質別】最適なトリミング頻度
トリミングの適切な頻度は、被毛のタイプやどんなスタイルを維持したいかによって変わります。
- ロングコートの場合:月に1回程度のトリミング(カット)が理想です。綺麗な状態を保つためには、2〜3週間に1度のシャンプーや、毎日のブラッシングが欠かせません。
- スムースコートの場合:基本的にはカットの必要はありませんが、月に1回程度のシャンプーや、足裏・お尻周りなどの部分的なケアをしてあげると衛生的です。ブラッシングは週に2〜3回程度で良いでしょう。
サロンの料金相場は?(シャンプー・カット)
トリミングサロンの料金は、地域やお店によって差がありますが、一般的な目安は以下の通りです。
- シャンプーコース:3,500円~6,000円程度(爪切り、耳掃除、肛門腺絞り、足裏バリカンなどが含まれることが多い)
- シャンプー&カットコース:5,000円~9,000円程度
チワックスはミックス犬のため、犬種としての明確な料金設定がないサロンもあります。チワワやダックスフンドの料金を参考にしたり、事前に電話やカウンセリングで確認したりするのが確実です。
チワックスの人気カットスタイル集!愛犬がもっと可愛く
せっかくトリミングするなら、愛犬に似合う可愛いカットにしてあげたいですよね。ここではチワックスで人気のカットスタイルを3つご紹介します。
定番人気!全身スッキリ「サマーカット」
バリカンなどを使って全身の毛を短くカットするスタイルです。特に暑い夏におすすめで、お手入れが格段に楽になります。ただし、短くしすぎると紫外線や虫から皮膚を守れなくなることもあるため、トリマーさんと相談して適切な長さを決めるのがポイントです。「うちの子は暑がりだから」と、毎年夏はサマーカットにしています!
ふわふわ感がたまらない「テディベアカット」
顔を丸く、全体的にふわっとしたぬいぐるみのように仕上げるスタイルです。チワックスの愛らしい顔立ちが引き立ち、その可愛さにメロメロになること間違いなし!少し長さを残すので、こまめなブラッシングが必要になりますが、人気の高いカットです。
自然な仕上がり「ナチュラルカット(部分カット)」
全体の長さを変えずに、飾り毛や足先、お尻周りなど、汚れやすい部分だけを整えるカットです。「あまり見た目を変えたくないけど、清潔にはしてあげたい」という方におすすめ。スムースコートの子でも、この部分カットだけをお願いする飼い主さんは多いですよ。
プロにお任せ!信頼できるトリミングサロンの選び方
大切な愛犬を預けるサロン選びは慎重に行いたいもの。失敗しないための3つのポイントをご紹介します。
1. 口コミと実績をチェック
まずはインターネットの口コミサイトやSNSで、近所のサロンの評判を調べてみましょう。実際にそのサロンを利用した人のリアルな声はとても参考になります。また、お店のホームページやSNSに、チワックスのようなミックス犬のカット写真が掲載されているかも重要なチェックポイントです。
2. カウンセリングが丁寧か
予約時や来店時に、こちらの要望をじっくり聞いてくれるサロンを選びましょう。「どんなカットにしたいか」だけでなく、「皮膚が弱い」「この場所を触られるのが苦手」といった愛犬の個性や健康状態までしっかりヒアリングし、最適なスタイルを提案してくれるトリマーさんは信頼できます。
3. 施術の様子が見えるか
ガラス張りになっているなど、外からトリミングの様子が見えるサロンは安心感がありますよね。全てのサロンが対応しているわけではありませんが、預けている間の愛犬の様子がわかると、飼い主としても落ち着いて待つことができます。
自宅でできる!チワックスのセルフケア完全ガイド
サロンでのケアも大切ですが、やはり日々の自宅でのお手入れが美しい被毛を保つ秘訣です。ここでは、自宅でできるケアの基本をご紹介します。
毎日の習慣にしたい「ブラッシング」の正しいやり方
ブラッシングは、抜け毛を取り除くだけでなく、血行を促進し、愛犬とのコミュニケーションにもなる大切な時間です。ロングコートの子は毎日、スムースコートの子でも週に2〜3回は行いましょう。
【コツ】
- 毛が絡まっている場合は、まず手で優しくほぐす。
- スリッカーブラシで毛玉や抜け毛を取り、コームで仕上げる。
- 毛並みに沿って、優しくとかすのが基本。
私が愛用しているスリッカーブラシです。先が丸くなっているので皮膚を傷つけにくく、アンダーコートがしっかり取れるのに、うちの子は全く嫌がりません。ブラッシングが苦手な子にも試してみる価値アリですよ。
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月に1回が目安「シャンプー」のコツと注意点
シャンプーは皮膚を清潔に保つために必要ですが、やりすぎは禁物。皮脂を取りすぎてしまい、かえって皮膚トラブルの原因になることも。月1回程度を目安に行いましょう。
【コツ】
- シャンプー前には必ずブラッシングをして、ホコリや毛玉を取り除く。
- お湯の温度は37〜38度のぬるま湯に設定する。
- シャンプーはしっかり泡立て、地肌をマッサージするように優しく洗う。
- すすぎ残しは皮膚炎の原因になるので、念入りに洗い流す。
- タオルドライ後、ドライヤーで根本からしっかり乾かす。(生乾きは雑菌繁殖のもと!)
皮膚がデリケートなチワックスには、刺激の少ない犬用シャンプーを選びましょう。「WDPドッグ薬用シャンプー」は、保湿成分も配合されていて、洗い上がりがふわふわになります。泡立ち・泡切れも良いので、シャンプーが苦手な子でも時短で済ませられますよ。
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ここだけは押さえたい!部分カット(足裏・お尻周り)
全身のカットは難しくても、足裏やお尻周りなど、衛生や安全に関わる部分だけでも自宅でカットできると便利です。
- 足裏:肉球にかかる毛をバリカンやハサミでカットします。滑り止めと、汚れ防止になります。
- お尻周り:肛門周りの毛を短くカットします。排泄物が付きにくくなり、清潔を保てます。
ハサミを使う際は、必ず先端が丸いペット用のものを使用し、愛犬が動かないようにしっかり固定して、ケガをさせないよう細心の注意を払いましょう。自信がない場合は、無理せずプロにお任せするのが一番です。
トリミング後に注意したい3つのポイント
トリミングサロンから帰ってきた後も、いくつか気をつけてあげたいポイントがあります。
1. 乾燥はNG!保湿ケアの重要性
シャンプーやカット後の皮膚は、とてもデリケートで乾燥しがちです。乾燥はフケやかゆみの原因になるため、犬用の保湿スプレーやローションで潤いを与えてあげましょう。特に冬場や、サマーカットで皮膚が露出しやすくなった後は念入りなケアが大切です。
2. 季節ごとのケア
- 夏:短くカットした後は、直射日光による日焼けに注意が必要です。日中の散歩は涼しい時間帯を選びましょう。
- 冬:短くカットした場合は、洋服を着せるなどして防寒対策をしてあげてください。また、暖房による乾燥や静電気も被毛を傷める原因になります。
3. 愛犬のSOSサインを見逃さない!健康チェック
トリミングは、全身を触られることで普段気づきにくい体の変化を発見できる絶好の機会です。トリマーさんから「ここを触ると嫌がった」「皮膚に赤みがあった」などの報告がないか確認しましょう。帰宅後も、体をかゆがっていないか、どこか気にしている様子はないかなどをチェックし、異常があれば早めに動物病院に相談してください。
まとめ:愛犬に合ったトリミングで、もっと可愛く健康に!
今回は、チワックスのトリミングについて、基本から応用まで詳しく解説しました。
- チワックスには定期的なトリミングが必要
- 頻度はロングなら月1回、スムースは部分ケアが中心
- 人気のカットスタイルで愛犬の魅力を最大限に引き出そう
- 信頼できるサロン選びと、自宅での日々のケアが鍵
トリミングは、ただ見た目を整えるだけでなく、愛犬の健康を守り、絆を深めるための大切なコミュニケーションです。この記事を参考に、あなたの愛犬にぴったりのケアを見つけて、もっと快適で楽しい毎日を送ってくださいね。まずは、今日のブラッシングから始めてみませんか?
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