マルプーのカット頻度は月1回が正解?プロ直伝ケア術
「うちのマルプー、毛が伸びるのが早い気がする…」「カットの頻度ってどれくらいがベストなの?」「どんなカットスタイルが似合うんだろう?」
天使のように愛くるしい家族、マルプーとの毎日は幸せに満ちていますよね。しかしその一方、ふわふわで可愛い被毛を保つためのケア、特にトリミング(ヘアカット)の頻度について悩んでいる飼い主さんは少なくありません。
マルプーの毛は放っておくと伸び続け、毛玉や皮膚トラブルの原因になることも。この記事では、そんな飼い主さんの疑問や不安を解消するために、以下の内容をプロの視点から徹底的に解説します。
- マルプーの最適なカット頻度
- 人気のかわいいカットスタイル集
- 自宅でできる簡単なお手入れ方法
- 失敗しないトリミングサロンの選び方と料金相場
この記事を最後まで読めば、あなたのマルプーにぴったりのケア方法が分かり、愛犬との毎日がもっと楽しく、快適になるはずです。さあ、一緒に清潔で可愛いマルプーを保つ秘訣を学んでいきましょう!
【結論】マルプーのカット頻度は「月1回」が基本!
多くの飼い主さんが悩むマルプーのカット頻度ですが、結論から言うと「月に1回」が一般的な目安です。 なぜなら、マルプーの親であるマルチーズとトイプードルは、どちらも毛が伸び続ける「トリミング犬種」だからです。
特にマルプーの被毛には、以下のような特徴があります。
- 毛が伸びるスピードが速い
- 細く柔らかいため、絡まりやすく毛玉になりやすい
- シングルコートで抜け毛は少ないが、その分こまめなカットが必要
1ヶ月を過ぎると、目周りの毛が伸びて視界を遮ったり、口周りの毛が汚れたり、足裏の毛が伸びて滑りやすくなったりと、生活に支障が出てくることもあります。 愛犬の健康と快適な暮らしを守るためにも、定期的なヘアカットは欠かせないのです。
毛質や季節に合わせた頻度調整も大切
基本は月1回ですが、すべてのマルプーが同じわけではありません。愛犬の個性や季節に合わせて頻度を調整することが、快適さを保つ秘訣です。
- トイプードル寄りの巻き毛の場合:カールが強く絡まりやすいため、毛玉を防ぐためにも月1回のカットが理想的です。
- マルチーズ寄りのストレート毛の場合:比較的絡まりにくいですが、毛が細く静電気などで絡まることも。1.5ヶ月〜2ヶ月に1回でも対応できる場合がありますが、日々のブラッシングは欠かせません。
- 季節による調整:
- 夏場:熱中症対策として、いつもより短めの「サマーカット」にするのがおすすめです。 この時期は少し頻度を上げて、快適な長さをキープしてあげると良いでしょう。
- 冬場:寒さ対策として、少し長めに毛を残すスタイルが人気です。 ただし、長くなる分、毛玉ができやすくなるため、ブラッシングはより丁寧に行う必要があります。
「うちの子はどっちのタイプかな?」と迷ったら、トリマーさんに相談してみるのが一番です。プロの目で毛質や状態を見てもらい、最適なカット頻度をアドバイスしてもらいましょう。
真似したい!マルプーの人気ヘアカタログ7選
マルプーの魅力は、なんといってもカットスタイルで様々な表情を見せてくれること。ここでは特に人気の高いカットスタイルを7つご紹介します。次回のオーダーの参考にしてみてくださいね。
1. テディベアカット
特徴:不動の人気No.1!まるでテディベア(くまのぬいぐるみ)のような、ふんわり丸いお顔が特徴のスタイルです。 顔周りにボリュームを持たせ、体はスッキリ短くするのが一般的。愛くるしい魅力が最大限に引き出されます。
メリット:体が短いので毛玉ができにくい。
注意点:顔周りの毛が伸びると目にゴミが入りやすくなったり、口周りが汚れやすくなるため、こまめなケアが必要です。
2. まんまるカット(アフロカット)
特徴:頭から顔、体全体を丸く、ふんわりと仕上げるスタイル。 特に毛量が多いプードル寄りの子によく似合い、キノコのようなシルエットから「マッシュルームカット」とも呼ばれます。 動くたびに揺れるふわふわの毛がたまりません。
メリット:とにかく可愛らしく、個性的な印象に。
注意点:全体の毛が長めなので、毛玉ができやすいです。美しい丸みを保つには、毎日の丁寧なブラッシングが必須です。
3. トップノット
特徴:マルチーズらしさを活かし、頭の上の毛を長く伸ばしてリボンなどで結ぶ、おしゃれで気品のあるスタイルです。 女の子はもちろん、男の子にも似合います。
メリット:顔周りがスッキリし、表情がよく見えます。リボンの色やデザインでオシャレを楽しめるのも魅力です。
注意点:結んでいる部分が蒸れたり、毛が絡まったりしないよう、定期的に結び直し、清潔に保つ必要があります。
4. パピーカット(子犬風カット)
特徴:その名の通り、幼い子犬のようなあどけない雰囲気を演出するスタイル。全体的に毛を短めに揃え、自然で若々しい印象に仕上げます。
メリット:手入れがしやすく、毛玉にもなりにくいので、活発な子やお手入れの時間を短縮したい飼い主さんにおすすめです。
注意点:シンプルだからこそ、カットの腕が仕上がりを左右します。
5. サマーカット
特徴:夏場に人気の、全身の毛を短く刈り込むスタイルです。 バリカンで2mm〜5mm程度に仕上げることが多く、見た目も涼しげでスッキリします。
メリット:暑さ対策になり、お手入れが非常に楽になります。
注意点:短く刈りすぎると、直射日光で皮膚を傷めたり、虫に刺されやすくなることがあります。トリマーさんと相談し、適切な長さを保つことが大切です。
6. ラムカット
特徴:顔と足先を短く刈り、体はふんわりと毛を残す、まるで羊(ラム)のようなスタイルです。 プードルの定番スタイルの一つで、足先がスッキリするので汚れにくいのが特徴です。
メリット:お散歩などで汚れやすい足先のお手入れが楽になります。
注意点:独特のスタイルなので、似合うかどうかは骨格や毛質にもよります。
7. デザインカット
特徴:耳の毛だけ長く残す「ツインテールカット」や、マルチーズの血を活かした「ロングヘアカット」など、個性的なスタイルも楽しめます。 愛犬だけのオリジナルスタイルを探すのも、マルプーと暮らす醍醐味です。
メリット:他の子と被らない、唯一無二の可愛さを引き出せます。
注意点:複雑なスタイルは維持が大変な場合や、追加料金がかかることがあります。
サロンの合間に!自宅でできるマルプーの簡単ケア
月1回のトリミングは基本ですが、美しい被毛を保つためには日々の自宅ケアが非常に重要です。 特に毛玉は、一度できてしまうとフェルト状に固まり、皮膚を引っ張って痛みを与えたり、皮膚炎の原因になったりします。ここでは、自宅で最低限やっておきたいケアと、そのコツをご紹介します。
1. 毎日のブラッシング
理想は毎日、少なくとも2〜3日に1回は行いましょう。特に毛玉ができやすい耳の後ろ、脇の下、内股は念入りにとかしてあげてください。
- 必要な道具:
- コーム(くし):ブラッシングの仕上げに使い、毛玉が残っていないか最終チェックをします。
- ブラッシングのコツ:いきなり根元からとかすのではなく、まず毛先のもつれを優しくほぐしてから、徐々に根元に向かってとかしていきます。ワンちゃんが嫌がらないように、「気持ちいいね」「いい子だね」と声をかけながら、楽しい時間にしてあげることが長続きの秘訣です。
2. 部分的なお手入れ
伸びて気になる部分を少しカットするだけでも、快適さが大きく変わります。
- 目周りのカット:毛が目に入らないように、先の丸いペット用ハサミで慎重にカットします。
- 足裏の毛のカット:肉球(パッド)にかかる毛は、フローリングなどで滑る原因になります。バリカンやハサミで、肉球が隠れないようにカットしましょう。
- 爪切り:床を歩くときに「カチカチ」と音がしたら爪切りのサインです。血管を切らないよう、少しずつ切り進めるか、難しい場合は無理せずサロンにお願いしましょう。
- 耳掃除:垂れ耳のマルプーは耳が蒸れやすいので、定期的にイヤークリーナーで拭き取ってあげましょう。
注意!:自宅でのケアは、あくまで補助的なものです。ワンちゃんが嫌がったり、飼い主さんが少しでも不安を感じたりした場合は、決して無理をしないでください。ケガをさせてしまうと、お手入れ自体がトラウマになってしまう可能性があります。
失敗しない!信頼できるトリミングサロンの選び方
愛犬を安心して預けられる、信頼できるトリミングサロンを見つけることは非常に重要です。 ここでは、サロン選びでチェックしたい6つのポイントをご紹介します。
- お店の清潔さ:店内やトリミングルームが清潔に保たれているかは基本中の基本です。 独特の臭いがしたり、抜け毛が散乱していたりするお店は避けましょう。
- アクセスの良さ:定期的に通うことを考えると、自宅から近いなど、通いやすい場所にあることも大切なポイントです。
- 料金体系が明確か:基本料金に何が含まれているか(シャンプー、爪切り、耳掃除など)、追加料金が発生するのはどんな場合か、事前にしっかり確認しましょう。 マルプーのカット料金の相場は、7,000円〜13,000円程度ですが、地域やお店によって差があります。
- 丁寧なカウンセリング:カットの希望を伝えるだけでなく、「ワンちゃんの性格」「体調で気になること」「アレルギーの有無」などを細かく聞いてくれるサロンは信頼できます。 希望のカットスタイルの写真を見せると、イメージが伝わりやすいですよ。
- トリミング中の様子が見えるか:ガラス張りなどで、愛犬がどんな風に扱われているか見えるサロンは安心感があります。 スタッフがワンちゃんに優しく声をかけながら作業しているかどうかもチェックポイントです。
- 口コミや評判:インターネットの口コミや、近所の犬友だちからの評判も参考にしましょう。 [7, 11] 特に、同じマルプーを飼っている人の意見はとても役立ちます。
初めてのサロンでいきなりフルコースを頼むのが不安な場合は、まず爪切りやブラッシングなどの単品メニューでお店の雰囲気やトリマーさんとの相性を確かめてみるのも良い方法です。
まとめ:愛犬に合ったケアで、マルプーとの毎日をもっと楽しく!
今回は、マルプーのカット頻度から人気のスタイル、自宅ケア、サロン選びまで、幅広く解説してきました。
大切なポイントは以下の4つです。
- カット頻度の基本は「月1回」。ただし、毛質や季節に合わせて調整する。
- 愛犬の個性を引き出す様々なカットスタイルを楽しめるのがマルプーの魅力。
- サロン任せにせず、毎日のブラッシングなどの自宅ケアで毛玉を防ぐ。
- 料金だけでなく、信頼と安心でトリミングサロンを選ぶ。
定期的なケアは、マルプーの健康と可愛らしさを保つために不可欠ですが、それ以上に飼い主さんと愛犬との絆を深める大切なコミュニケーションの時間でもあります。この記事を参考に、あなたのマルプーに最適なケアを見つけ、笑顔あふれる毎日を送ってくださいね。
コメント